田舎は都会と比べて人との付き合いも密になります。人間関係を上手く築けるかどうかが、田舎暮らしを成功に導けるかどうかの鍵をにぎっているといっても過言ではないのです。田舎暮らしを考えている方のために、田舎暮らしで上手く人付き合いをするコツについて紹介していきます。

近所付き合いはココをおさえよう

田舎暮らしでまず初めにしっかりと関係を築いておきたいのが近所の方です。近所の方との交流をきっかけに地域の方との交流も増えていき、より良い人間関係が築けるようになってきます。

最初が肝心、あいさつはしっかりと

引っ越しをしたら隣近所へのあいさつは必須です。お引越しの挨拶(定番のタオルなどで良い)を持ってすぐに近所の方にあいさつをしましょう。あいさつはできるだけ家族全員でうかがうようにして、しっかりと顔と名前を覚えてもらうことが大切です。

また回覧板が回ってくることがありますが、何も言わずにポストに投函するのではなく必ず一声かけて渡すようにします。お互いの顔を見て渡すということが大切だからです。

おすそ分けは遠慮なくいただく

密な付き合いの多い田舎は、近所からのおすそ分けを頂く機会も多くあります。時にはこんなにたくさんと思うこともあるかもしれませんが、遠慮なくもらっておきましょう。また時には好きでない物がおすそ分けとしてくるかもしれませんが、その時も嫌な顔をせずにいただきます。

もちろん頂いてばかりではなく、おすそ分けできるものがあればこちらからもご近所に持っていくことも大切です。

仕事や職場の人間関係はココをおさえよう

田舎暮らしを続けるためにも仕事は必要です。都会と違って職場の規模や人数も小さく、より密な人間関係を求められることがあります。

飲み会には積極的に参加すること

都会では同僚や得意先と飲みに行く機会も多々あったことでしょう。しかし飲み会が好きでない場合、何かしら理由をつけて断ることもできたでしょう。しかし田舎は違います。プライベートでも密になることが新しく仕事を得るのにつながる、職場でのコミュニケーションを円滑にしてくれるからです。

職場や得意先の方に飲みに誘われたらできるだけ参加するように配慮することです。田舎の場合、近所との人間関係も密ですから適当に嘘をついて飲み会を断ってそれがばれることもあります。

プライベートはないと思うこと

田舎では近所だけでなく職場の人との付き合いも密です。たとえば休みの日でもイベントに参加したり、家族ぐるみで出かけたりするようなことも出てくるでしょう。
都会では自分たちのプライベートをしっかりと守ってきたかもしれませんが、田舎でも基本的にプライベートも筒抜けです。

プライベートな部分まで踏み込まれて嫌な思いをすると、その後の人間関係にも影響が出てきます。それなら最初からプライベートなんてないと思っておいた方が楽です。

移住者だからこそ提供できるコトがあるのを忘れずに

都会から田舎へ移住すると職場でもさまざまな面で違いに驚くことが出てくるでしょう。ある程度その職場や地域の慣習に従うことも大切ですが、移住者だからこそ提案できることも多々あります。

職場環境を便利に改善

都会では当たり前のように導入されていたシステムやサービスでも田舎ではまだ利用していないこともあります。もしもこれを改善したらもっと仕事がスムーズにすすむのにといった点が見つかれば、職場に提案してみるといいでしょう。

利便性の高いシステムやサービスを田舎の人は知らないこともあります。また田舎は保守的な部分も強くあるため、新しいことを導入するのに抵抗を感じやすいのです。実際にそれを利用したことがある人がその便利さや使い方を教えてくれると、新しいものでも受け入れることができるようになります。

都会のやり方を押し付けないこと

田舎は昔からの付き合いをとても大切にしますし、今までのやり方にも自信を持っていたりします。新しいことを提案するときは、あまり自分の意見を強く押し出しすぎないことも大切です。あまり強くいいすぎてしまうと相手に不快感を与えることになりかねません。